今年こそイビサ島に行く!〜イベント・ブランディング最先端の島
イビサは近年観光客が年10%の割合で増加中
ここ5年くらいの間で、大型クルーズ船の停泊所ができ、古いホテルがリノベーションされ五つ星ホテルに生まれ変わっていたりと、イビサの夏シーズンはホテルやフライトの需要が年々高くなってきているという印象です。
ハイシーズンにはアラブの王子がスタッフ数百人を連れてホテルを貸し切り、夏休みを楽しんでいたりするそうです。
クラブでも毎年VIPエリアがどんどん広くなり、普通のお客さんが踊るエリアが小さくなってきているクラブもあったりと、セレブにとって魅力的な島になりつつあるのも事実です。
そもそもイビサはクラブ内のドリンク代が高くて有名でしたが、お酒であれば1杯2000円(!)と、近年更に輪を掛けて値上がりしている状況です。
そんな中、最近はクロアチアなど比較的安くナイトライフが楽しめる観光地も出てきていますので、このままではイビサのクラブはVIP客しかいなくなってしまうと、クラブ業界としても色々議論が交わされています。
実際サン・アントニ地区の「EDEN」は、エントランス代を20ユーロ代と他のクラブと比べてもかなり低く設定していて、それが功を奏してお客さんの入りも良いと聞いています。
というように、全体的に物価は高くはなっているものの、早く入ればエントランス代も安かったりと節約できるところは色々とあります。
クラブの入場料が高かったとしても、なかなか来日してくれないDJのプレイを目の前で観れたり、日本では見られない規模のデコレーションを楽しめたりもしますので、クラブには是非行ってみてください!
現地で受ける刺激や感動はプライスレス
DJにとってもイビサは大事で、というのもイビサで世界中から来た耳の肥えたダンスミュージックファンを満足させることができれば、DJのキャリアアップにも繋がりますので、プレイも普段以上に気合が入っているように感じます。また素晴らしいサウンドシステムで聴くプレイは日本で聴くのとは別次元の体験です。
クラブ側も、DJのラインナップや演出、デコレーションなどに拘るのは勿論のこと、接客にも力を入れていて、スタッフがフレンドリーだったことにも感動します。
「クラブを好きになってもらおう、また来てもらおう」という積極的な姿勢が伺えますし、最近は悪い噂はSNSですぐに広まってしまいますしね。
イベントのコンセプトも今まで以上に練られていて、まず空間を演出するコンセプトを作り、デコレーションやダンサー、そしてスタッフの衣装にも拘り、日常を忘れて音楽に浸れる空間を細部まで徹底的にこだわって作り上げています。
Amnesiaで開催されている人気パーティー「elrow」の昨年のテーマは中国だったんですが、上の写真のように、中国を意識しながらもクレイジーなデコレーションでクラブ全体を覆わせつつ、なんとバーテンダーも全員チャイナドレスを着ていました。
今や島を代表する人気パーティーとなった「elrow」はバルセロナ発祥なのですが、イビサで一躍時のパーティーになったことで、昨年ワールドツアーを実施したり、今年はラスベガスでもパーティーを開催しています。
過去にもPachaやSpaceなど、クラブを冠としたツアーはありましたが、最近では「elrow」に加えて「ANTS」「circoloco」「Woomoon」など、イビサ発祥のパーティーを他の地域で開催するなど、パーティーそのものを国外に展開しています。
またクラブも各地で支店展開を積極的にしています。バルセロナやマカオにもあるPachaを筆頭に、最近ではBlue Marlinがアラブ首長国連邦に、またデイパーティーで有名なUshuaiaも近々海外でオープンするとも言われています。
ハードとソフトが見事なまでに融合したパーティー
もちろんクラブだけでなく、イビサで初めてレジデンシーパーティーを持ったDJのBlack Coffeeが、パーティーが成功したことで今年はラスベガスでレジデンシーを持ったり、イビサを含めヨーロッパで人気のテクノ今年ラスベガスにも本格上陸するなど、音楽やDJのトレンドセッターとしてのイビサも健在です。
長くなりましたが、今イビサに行くには年々高くはなっているものの、世界最先端のパーティー体験を1カ所で短期間に沢山味わうためには、イビサは欠かせない場所であることは間違いありません!
現地でお金に困らず楽しめるよう、今までより更に上手くフライト代とホテル代などを節約する必要がありますが、その方法についてもこれから書いていきたいと思います!
次は現地の治安や現金・クレジットカードの取り扱いなどについてご説明します。